2021年6月26日(土)双子を諦める
21時30分
主人が病室に来てくれました。
主人「もう双子は助からない。諦めるしかない。」
まだ大丈夫って言葉が聞けると思ったのに。
主人の口からはっきりと「助からない」って聞いてしまった。
私「なんで・・・?このまま22週まで頑張れるかもよ?」
主人「今分娩になっても20週だと助からない・・・。22週まで頑張っても子宮内感染がひどくて助からない・・・。」
私「感染・・・?」
そう。確かに診察で感染を起こしてるとは聞いたけど。
その後の詳細は聞いてなかった。そんなにひどい状況だったなんて。
主人「むしろ双子が22週までお腹にいると母体が危ない・・・。本当に辛いけど、双子は諦めるしかない。」
もう、1%の希望すら打ち砕かれた。
双子の心臓は元気に動いていて、胎動も感じてるのに。
死なせるために産むなんて。
死なせるために不妊治療したわけじゃない。
ただ、子供が欲しかっただけなのに。
やっと授かった命は生きられない運命だったの?
その後、先生からも同じような説明を受けた。
20週だと産まれても救命行為をしないと。
子宮内の感染が点滴で治まる場合もあるけど、私の場合はどんどん進行してしまった。
赤ちゃんは諦めるしかない・・・。
看護師さんも悲しそうにしてて、「赤ちゃんに服を着せたり、手紙を書いたり、やってあげたいことはありますか?」って聞いてくれた。
何も考えてなかったけど・・・
あぁ、もう本当に助からないんだ。
って現実が押し寄せてきて、今まで出てこなかった涙が一気に流れてきた。
私が、母親として子供にできることって、なんて少ないんだろう。
主人も悲しそう。
元気な赤ちゃんを産めなくてごめんね。